もう10年以上前の話です。

当時県北に住んでいたおさるは、車で1時間かけてグリスタまで通ってまして、その日も開門時刻頃にグリスタ到着。

・・・現在のように開門前に長蛇の列なんて時代ではなく、せいぜい数人が30分前頃から並んでるって感じの頃です。

おさるは当時からバックスタンドだったんですが、その時はなんとなくメインスタンドに。

・・・確か当時はどの席でも値段一緒だったんじゃなかったかな。

で、開門直後なんで殆ど人はいなくて適当な場所に座ってコンビニのおにぎりをほおばってまったりしてました。


もう、今となってはどこの誰かもわかりませんし、恐らくもうグリスタにいらしてないと思います。ゴール裏(といってもその頃はメインスタンドで応援してました)のある男性とちょっとトラブルになったことがありました。

まあ、そのトラブルに関してはおさるにも落ち度があるし、今更それがどうこうじゃないんですが、その際、『出て行け!』『俺だってチケット買って来てんだ!出て行かない!』というような感じになってしまいました。

その時にある女性サポさんが、少し落ち着いたタイミングで『よかったら私たちと一緒に応援しませんか』と声をかけてくださいました。

因みに、その女性サポさんは今でも親しくさせて頂いてまして、いつかこの話をしたら全く覚えてらっしゃいませんでしたw


結局、おさるはそこで一緒には応援せず、少し離れた場所に移動して試合観戦してこのトラブルは終わったわけですけど、その声をかけてくださった女性の仲裁方法は今考えても最善の方法だったと思いますし、素晴らしい声のかけ方だなと思っています。


その後もグリスタに通い続けましたけど、それ以降はメインで観戦することも殆どなく、基本的にはバックスタンドに通う事になるんですが、だんだん増えて行った知り合いも、せいぜいバックスタンドの周りでよく見かける人とか、開門の並びでよく見かける人とか、最初はそういう人と話をする程度でした。

そして栃木SCを応援していくうちに『自分にできるやり方でクラブを支える方法はないか』と模索し、栃木SCフロントの方とか、株主さんなんかと知り合い、色々と活動をすることになります。

その活動をする中で、ゴール裏の方と親しくなり、それがきっかけでゴール裏の知り合いも増えていき、一気に友達が増えていきました。


今ではその全員を同じクラブを応援する『仲間』だと思えるようになりました。


そう思えるようになったのは、あの時『一緒に応援しませんか』と声をかけてくださったのがきっかけだと今でも思うんです。

大げさかもしれませんけど、もしあの時にトラブルのまま終わっていたら、当時一人で通っていたおさるにとっては『栃木SCのサポーター』或いは『ゴール裏』というものに対してネガティブなイメージを抱えたままだったと思います。

・・・話は少しそれますけど、普通に考えれば『ゴール裏だから』、『サポーターだから』って区別するのおかしいですよね。

同じ人間同士でしかも同じクラブを応援しているのに観戦場所が違うだけで壁を作ってしまうのはおかしい。

だから、差別する感覚ってこういうことで生まれるんだなと思うと同時に、サポーター、或いは栃木SCそのもののイメージというのは『』なんだなって思うんです。

あの時に声をかけてくださったおかげでおさるはネガティブなイメージを持たなかった。

ゴール裏サポーターという風にひとくくりにするのではなく、あのトラブルは当事者同士の問題であると捉えることができたんです。

当時のおさるの『栃木SCサポーター』というものに対するイメージが、トラブルのあったあの方のイメージになりかねない所を、その女性のたった一言でポジティブなものになったんです。



今、皆さんが『栃木SC』という言葉を見てイメージするものって色々あると思いますけど、多くの場合、人じゃないかなと思うんです。選手だったり、スタッフだったり、サポ仲間だったり、或いは社長やトッキーだったりね。

まあ、トッキーは人なのか?って話になっちゃいますけど、とにかく、イメージするものって人だと思うんですよ。



何が言いたいのかというとね。


あなたがもし、栃木SCのサポーターだと自他ともに認める存在であればあるほど、栃木SCに馴染みのない、これからサポになるかもしれない、あなたの周りの人たちにとっては、あなた自身が栃木SCのイメージになるんです。

まだ『栃木SCサポーター』と自分自身でも考えていなかった頃のおさる(それでも既に結構通っていたんで、サポと名乗ってもいい頃でしたけど)に、ある女性サポさんのたった一言で栃木SCそのものに対するイメージもポジティブなものになったように、あなたのちょっとした言動一つで、栃木SCをあまり知らない人には、栃木SCに対するイメージって変わるんですよ。


あなたが素晴らしい行動をすれば、栃木SCに対するイメージもポジティブなものになる。


あなたが非難されるような行動をすれば、栃木SCに対するイメージもネガティブなものになる。


そういう意味でも、我々栃木SCのサポーターは栃木SCの12番目の選手であり、栃木SCの一員であると思うのです。



・・・まあ、毎年のようにこんなこと書いてますけど、シーズンはじまる今だからこそ言いたいんです。

今年も色んなドラマがあり、いろんな出来事があるでしょう。

そして、相手サポさんも含めて、色んな人たちがグリスタに訪れます。

栃木SCフロントやサポーターの皆さんの努力で、『初めてグリスタにきた!』って人も増えていくと思います。

そんな人たちに栃木SCサポーター、あるいは栃木SCそのものに対するイメージを作るのは自分自身だと自覚して今シーズンも楽しく応援して欲しいなと思うのです。


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月日は流れ、おさるも栃木SCサポーターだと周りからも言われるようになりました(あまり自信ないですけどw)。


ですから、今、おさるが生活していく中の周りの人で栃木SCに馴染みのない方にとってはおさる自身が栃木SCのイメージを作ってしまうんだなと。

ある意味では背負う看板というか、責任の重さを感じますけども、一方では非常にチャンスでもあるなと思うんです。

はぁ?栃木SC?ぜんっぜん興味ない!

って人も

あ、おさるさん今度の休みどこ行くんですか?え?栃木SCの観戦にグリスタ?面白いんですか?マジで?俺も行ってみようかな

っていう可能性あるわけですよ。

仕事の付き合いや、学生時代の友人、近所の知人とか、色んな付き合いのある中で、栃木SCに興味を持ってもらえるチャンスがあるなと。おさるがきっかけで熱いサポを生み出すことだってできるかもしれないと。



・・・なんてことを書いていて思い出しましたけど、おさる自身がどんなに誘われても、泣きつかれても、絶対に行かない、行きたいと思わない、とある有名人気スポットがあるんですけど、おさる自身がいつまでたっても興味わかないし、行こうとも思わないんで、ダメな時はダメなのかなと思ってみたりw


◆今後の栃木SC関連スケジュール。

■2月14日(火)

宮崎キャンプ(高城運動公園(宮崎県都城市高城町穂満坊2492))
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008180.html

■2月16日(木) 13:00~
TM vs テゲバジャーロ宮崎(高城運動公園(宮崎県都城市高城町穂満坊2492))
 http://www.tochigisc.jp/schedule/

■2月18日(土)  14:00~
TM vs Honda FC(高城運動公園(宮崎県都城市高城町穂満坊2492))
 http://www.tochigisc.jp/schedule/

■2月19日(日)
シーズンパスポート一次販売終了
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008190.html

■2月20日(月)  13:00~
TM vs 鹿屋体育大学(高城運動公園(宮崎県都城市高城町穂満坊2492))
 http://www.tochigisc.jp/schedule/

・シーズンパスポート二次販売開始
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008190.html

■2月21日(火)
宮崎キャンプ終了
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008180.html

■3月11日(土)
・シーズンパスポート二次販売終了
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008190.html

■3月12日(日)
J3開幕戦 栃木SC対FC琉球(栃木県グリーンスタジアム)
 http://www.tochigisc.jp/photo/article/00005220.html

・シーズンパスポート三次販売開始(5月末まで予定)
 http://www.tochigisc.jp/news/article/00008190.html

■3月19日(日)
J3第2節 ガイナーレ鳥取対栃木SC(とりぎんバードスタジアム)
 http://www.tochigisc.jp/photo/article/00005220.html