■試合結果

栃木SC 0 - 1 AC長野パルセイロ
(前半)0 - 0
(後半)0 - 1

【得点者】
93分 夛田凌輔(長野)

【交代(栃木のみ)】
66分 ジャーンモーゼル → 佐々木勇人
81分 廣瀬浩二 → 杉本真
92分 宮崎泰右 → 坂田良太

【会場】
栃木県グリーンスタジアム

【入場者数】
7,690人


■ハイライト動画


この日の試合が終わった瞬間。

何故か1994年ワールドカップアメリカ大会決勝でPKを外したロベルトバッジョを思い出していました。

イタリア代表のバッジョはこの大会前年にバロンドールを受賞し、当時、世界最高の選手の一人であり、ワールドカップアメリカ大会でも非常に活躍して存在感を示していました。

そして迎えたブラジルとの決勝。

試合はPK戦にまでもつれ込み、最後、そのバッジョがPKを外すことでブラジルが優勝を決めてしまします。

彼の『PKは決めても誰も覚えていないが、外せば誰も忘れない』という名言が生まれたシーンです。


・・・運命というのは一瞬で決まってしまう。


我々も7月3日の15節相模原戦に勝利して首位に立ち、その後1位を死守してきました。

この日の試合、我々が勝利し、大分が引き分け以下であれば・・・或いは我々が引分けで大分が敗戦すればその時点で優勝が決まる。

そういう試合で、ほんのワンプレーですよね。ほんの一瞬の出来事で2位に転落してしまったと。


たったひとつのプレーで運命が大きく左右されてしまう。

試合終了後の選手たちの姿を見ていたら、あの日のロベルトバッジョの姿とイメージがかぶって見えてしまいました。


試合内容は悪くなかったと思います。

しかし、長野はやはり強かった。

個の力も十分にあったし、組織的な動きもよかった。

これまでJ3色んなチームと対戦した中でも非常に強いチームだと感じましたし、それこそ大分や鹿児島よりも強いんじゃないかとさえ感じたほどで。


栃木SCはその強敵に対して、守備の方は良かったんじゃないかと思います。それまでうまく守れていたし、チャンスも(わずかではあるものの)なかったわけじゃないです。

ですから、早い時間に得点できていればまた違っていたと思います。

1-0で十分なので、点を取ったら全員で守る、ウノゼロのサッカーでよかったと思うんです。

ただ、1点が本当に遠かった。

それは、チャンスをものにできなかった決定力不足と言ってしまえばそれまでなんですが、おさる個人的には、FWのスタメンが変わってしまったのが非常に大きかったなと思います。

久しぶりのスタメンであったジャーンが悪かったというわけじゃなくて(彼は彼なりに献身的にいい動きをしていました)、連携というか、これまでだったら阿吽の呼吸でうまく繋がっていただろうなというシーンで繋がらなかったり、前線の互いのポジションが把握できていない場面も何度か見受けられたので、できれば前節の廣瀬と大石のツートップで言って欲しかったなと。まあ、結果論でしかないですけど、おさるはそれを強く感じました。

それができない事情(西谷の負傷離脱)があったので、こればかりはどうしようもなかったわけですが。


守備に関しては最後の失点シーン以外はいつも通りの栃木SCだったと思います。非常によかったと思いますし、危ない場面もそんなになかったんじゃないですかね。後半途中までは栃木SCのゲームだったと言っても過言じゃなかったと思います。


そして、最後の交代。おさるは最大の敗因の一つじゃないかなと。まあ、これも結果論でしかないんですけど、最後に坂田を前に入れてパワープレーで点を取りに行ってしまった。我々としてはドローでもよかったわけです。引き分けでも1位は死守できたし、最終戦で勝利すれば大分の戦績に関わらず自力優勝できたわけですから。

しかし、坂田が入ることでピッチの選手に「パワープレーで点を取りに行くぞ」というメッセージになり、全員が得点しようと前がかりになってしまった。

この時間帯、長野の時間帯だったこともあってか、前がかりの栃木SCからボールを奪われ、スルーパスが通ると、ほぼフリーで失点してしまう。

リスクを犯して点を取りに行った結果、リスクが起こってしまったと。


おさるは後半途中から長野の時間帯が増えてきたことで、引き分け狙いでしっかり守れればそれでいいと思ってましたし、長野の強さを感じてましたので、リスクを犯すべきではないと思っていました。

ですから、交代ももっとゆっくり!と思っていました。


ただ、それも結果論でしかないですよね。

ここで失点せず、例えばセットプレーから坂田がゴールを決めて1-0で勝利していたとしたら、監督の名采配だったと言われたたのかもしれませんし、おさるの考えが間違っていたと今頃反省していたかもしれません。


運命は一瞬で決まるし、どう転がるかわからない。

それもまたサッカーなんだなと思います。


この結果で大分が1位、我々は2位となりました。

ただ、勝ち点の並んだ2位ですので、チャンスがなくなったわけじゃないです。

次で我々が勝利し、大分が引き分け以下ならば我々の優勝が決まります。

勝ち点が並んだ場合(大分、栃木SC共に勝利か、共に引き分け、若しくは共に敗戦だった場合)は得失点差勝負になります。現在得失点差は6点差ありますので、これをひっくり返さなければいけないっていう部分でだけ不利になっただけです。

勝ち点が並んだだけ。

次の最終戦一発勝負だと思えばいい。




・・・この日の試合が終わった後に何人かに言ったんですけどね。

栃木SCがJ3優勝するシナリオがあったとしたら、順風満帆で優勝するよりは、途中色んなドラマがあった方が面白いし、栃木SCらしいわけですよ。

今シーズン、開幕ちょっと躓いて、途中10連勝と17試合負けなしの輝かしい時期があって、その後も躓きながらなんとか1位を死守してきた。

そして、最後のここにきて2位に転落してしまう。

それは、最後に逆転優勝した方が劇的で、より感動が大きくなるからなんだって。

その為の伏線なんですよ。

この試合は。

おさるはそういう風に捉えました。

その方が栃木SCらしいなって。


今回、我々は長野に勝つつもりでいたけど負けてしまったように、サッカーは何が起こるかわからない。

最後どうなるかなんてやってみなきゃ分かんない。



それに、リーグ戦、最後の最後まで勝敗にワクワクできるチームなんてほんのわずかでしかないんです。

今回の長野だって、次の盛岡だって、既に優勝争いとは関係なくただの消化試合でしかない。

最後まで優勝の可能性があってワクワクドキドキできることがどんなに幸福な事なのかって言うのを噛みしめなきゃいけないなって思います。



来週は笑顔で盛岡から帰ってくるつもりでいます。

現地に行けない方は最後の実況チャット楽しみにしててください。

来年は実況チャットやりませんので、最後の最後に優勝を伝えて終わりにします!
http://osaru.blog.jp/archives/55485592.html 


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・・・というようなことを書いておきながら話が矛盾してしまうんですが。

最終結果が2位になることも現実として可能性が見えてしまったわけですので、最悪の事態も想定して入れ替え戦はどういう日程なのか、調べてみました。

万が一、我々が2位で終わった場合は、J2との入れ替え戦になります。

日程は第1戦が11月27日(日)、第2戦が12月4日(日)で、1戦がJ3のホーム、2戦がJ2のホームで行われます。
http://www.jleague.jp/aboutj/construction/irekaesen2-3.html

J2は岐阜、北九州、金沢の3チームが数字の上で入れ替え戦(若しくは最下位)の可能性を残しています。

J2も次週11月20日(日)が最終戦です。

ご存知のようにサッカーリーグの最終戦というのは全て同じ時間のキックオフになりますが、J2は全て14時キックオフ、J3は全て13時キックオフです。つまり、J2の結果は我々の試合終了1時間後に判明することになります。


・・・まあ、あれですよ。

J2さんの方は我々はあれこれ言う立場じゃないし、こういう言い方もあまりよくないですけど、北九州さんが入れ替え戦になって、大分とやった方が互いに近くていいんじゃない?

そうしましょうよ。

ね。


◆今後の栃木SC関連スケジュール 

・11月20日(日)13:00キックオフ  
 J3第30節  
 グルージャ盛岡対栃木SC  
  場所:いわぎんスタジアム