工事現場などに行くと「安全第一」という標識をよくみかけます。

これは、工事の納期や儲けよりも、まず一番に大事にしなければいけないのが「安全」だという意味です。

現場で事故でも起きたら工事どころではなくなりますし、なにより、大切な作業員を失うことにもなりかねません。また事故の当事者以外の作業員のモチベーションも下がってしまいます。

何は無くともまずは安全第一。

これは工事現場だけの話ではないですね。どんな職業にも言えることです。

サービス業でも、事務職でも何でもそうです。働く人、或いはそこにいらしたお客様の安全を確保する事がなによりも大切であり、なによりも最優先しなければいけない事なのです。


そして、この「安全第一」には続きがあります。

安全第一、品質第二、生産第三と続きます。

安全を第一に考え、その次に品質を大事にしようと。品質っていうのはミスや間違いのない正しい商品を作ることですね。工事現場であれば、設計通りの間違いのない工事を行うと。サービス業であればミスなくお客様にサービスを提供すると。

そして、その次に生産。商品を作る。工事を行う。サービスを提供する。

どんな職業でもこれが大切なんです。

サッカーの世界でも勿論同じです。

安全第一。つまり、選手や観客の安全を確保することが第一。そのためにレフリーは安全確保の為に試合を停止する権限を持っていますし、スタッフ(通常はボールキーパーソンと同じ学生さんとか)
がすぐに担架で運べるように待機していますし、看護師や医師も常に待機しています。これはどの試合会場でも同じです。

安全に観戦できるスタジアムのインフラ整備は勿論のこと、試合中には警備員が配備されてますよね。これも全て安全第一に考えてのこと。

そして品質第二。これは捉え方によりますけど、おさるはお客さんに対してミスなくサービスを提供する事と捉えます。これは運営の側にも言える事ですし、サッカーのプレーにも言える事だと思います。お客さんに対して間違いのない運営を行い、快適に観戦していただくと。そして、プレーヤーはミスのない技術を提供すると。とはいえ、サッカーはミスのスポーツともいえますので、それをいかに減らして観客を魅了するか。

そして生産第三。これも捉え方ですが、おさるは結果にコミットする事かなと。この場合のコミットとは、責任を持って約束するっていうようなニュアンスですね。ですから、運営の目線で言えば観客が快適に過ごせる環境や満足していただけるイベントを提供する。そして多くの動員を確保する。試合の方で見れば当然ゴールや勝利に対してコミットすると。

そう考えたときに、我が栃木SCはどこまでこの「安全第一、品質第二、生産第三」ができているか。この優先順位でできているのかどうか。

株式会社栃木サッカークラブはプロの企業として9年目ですから、中堅といってもいいですよね。(歴史的にみて)中堅企業ですので、それなりに厳しくみられるのは当然の事ですし、この「安全第一、品質第二、生産第三」がこの優先順位できちんとできるかどうかはクラブチームの存続にも影響していくんじゃないかな、なんてこの頃では思います。

足りない部分、できている部分を見直して、さらなる成長を期待したいですね。


さて、今週末の土曜日は昨日書いたように天皇杯ですが、この土日に栃木県真岡市の真岡市民会館でちょっとしたイベントがあります。
栃木SCと直接関係はありませんが、元チアーズのみほちゃんやゆきえちゃん、今のチアーズの子も何人か出演しますよ。

土曜日は天皇杯と重なるので、日曜日に観に行かれてはいかがでしょうか。


この週末でスポーツの秋、芸術の秋を堪能するのもよさそうですよ。