細かい雨の降る岐阜メモリアルセンター長良川競技場。

 

5連敗中のFC岐阜、3連敗中の栃木SC

 

両チーム共に負ければ泥沼、何が何でも勝ちたい一戦。


 

岐阜は前節の反省からか、立ち上がりから積極的にプレスに行くなど、非常によかったかと思います。

 

対する栃木はメンバーを大幅に入れ替えたせいか、細かいパス回しがなかなかつながらずに序盤は苦戦を強いられます。

 

そういう意味では前半は岐阜のゲームだったかなと思います。精度に欠けるものの、積極的にミドルを放つなど、岐阜は勝利への気持ちが見えていました。しかし前半終わりの頃になると徐々に栃木SCの連携が機能していきます。

 

スコアレスドローで前半折り返すと、前半終わりの勢いのまま攻勢に出る栃木SC。そして後半25分に湯澤が得たPKを阪野が落ち着いて決めて栃木SC先制。ど真ん中に蹴りましたね。

 


ゴール後のゆりかごダンスは先日第一子が誕生した菅選手へのもの。

 

メインスタンドに奥さまのご家族と共に奥さまとお子さんがいらしてました。

 

その後、両チーム共に積極的に仕掛けるが共に精度に欠け、試合は1-0で栃木SCの勝利となりました。

 

 

正直、両チーム共に内容がよかったとは言えない試合でした。ピッチコンディションも影響していたとは思いますが、全体的にバタバタしていたような印象でした。

 

そんな中でも菅選手や怪我から復帰した山形選手の活躍は非常によかったです。この2人は怪我や出場停止でもない限りは今後もファーストチョイスして欲しいなと思います。

 

また、今回、初先発となった坂田君も安定した守りを見せて非常によかったと思いますし、湯澤選手もただドリブルして終わるだけではなく、チャンスもそれなりに演出していたし、パスもうまくつなげていたと思います。

 

 

栃木SCは岐阜側にあったゲームの流れを断ち切り、ここの所調子のいい難波を抑えることに成功していましたし、両サイドをうまく使って攻撃の形もそれなりに作れていたと思います。

 

あえて言うならば、流れからの得点も欲しかったなと思います。今の栃木SCに決定力がないと言ってしまえばそれまでですが、惜しいシーンもあっただけに、この試合で追加点を稼いでほしかったなと。

 

また、全体的にパスミスやクリアミス、それから、簡単にDFの裏を取られるなど、非常に課題も多かったと思います。山形選手や坂田選手、GK桜井選手の頑張りがなかったらと思うとぞっとします。

 

 

今回の試合を観ていてつくづく感じたのは、勝つか負けるかっていうのはほんのちょっとしたことなんだなと。今回は圧倒的な勝利でもないし、今まで圧倒的な敗戦ゲームというのも少なかったわけです。

 

今は連敗中ですから内容よりも結果だったわけで、それは恐らく岐阜も同じ思いだったかと思います。

 

しかしリーグは休むことなく続きます。

 

長いシーズンを考えれば、今回の試合からも悪い部分、修正すべき点は修正し、今後戦っていって欲しいなと思います。

 

今回のような勝ち方を続けるサッカーではなく、きちんと相手をスカウティングして、どんな相手にも勝てるという、強者のサッカーをして欲しいと思いますし、今年のチームはそれだけのポテンシャルのあるチームだと思っています。

 

ですから、我々サポにとって今しばらく(次の試合まで?)は勝利の余韻に浸りたい所ですが、勝って兜の緒を締め、今回で連敗が終わったので、次以降連勝していけるように応援していきましょう。

 

 

■試合結果

栃木SC 1 - 0 FC岐阜

(前半)0 - 0

(後半)1 - 0

 

【得点者】

 70分 阪野 豊史(栃木)

 

【交代(栃木のみ)】

 85分 西川 優大 → 廣瀬 浩二

 91分 湯澤 洋介 → イ デホン

 94分 阪野 豊史 → 荒堀 謙次

 

【会場】

 岐阜メモリアルセンター長良川競技場

 

【入場者数】

 4,008

 

 

さて、岐阜のこぼれ話。

 

試合後、岡根選手が栃木SCのゴール裏に挨拶に来た所はスカパーにも映っていたかと思いますが、メインにいた栃木サポにもきちんと応えていましたし、試合後、帰宅途中の路上でも見かけましたが、きちんと応対してくれてよかったですよ。『いつでも栃木に戻っておいで』と喉元まで出かかりましたが、飲み込んでおきましたw彼も苦渋の決断で岐阜にいかれたわけですし、今の環境で頑張ってほしいと思います。

 

それから試合後、岐阜の選手と監督、コーチが観客に挨拶してましたが、メインの岐阜サポさんとラモス監督が揉めてましたね。お気持ちはよくわかりますが、頑張っていないわけではないと思いますし、言い争っても何もいいことはありません。拍手しろとは言いませんが、ヤジではなく、愛のあるブーイングをして欲しいなと思います。(後から聞いたら監督に相当ひどい言い方をしていたそうな)

 

おさるはアウェイでもホームでも『出待ち』は基本しない方針なのですが、今回はたまたま出待ちしてて、フェリペ選手によかったねと、あと、今後も頑張って(ボアソルチ言っただけですけどw)と伝えることができました。

 

菅選手もほんの数秒ですが、帰りのバスに乗る前にお子様を抱っこされてました。菅選手はさすが岐阜の元キャプテンだけあって岐阜サポにも人気ありました。

 

その他、ヒフン選手、桜井選手、小野寺選手、廣瀬選手、西川選手に勝利をありがとうを伝えられました(伝わってたのかわからんけど)。小野寺選手はお友達(かな?)がいらしてたようで、少し話し込んでましたよ。

 

岐阜の素晴らしいグルメは今回も健在でした。個人的に鶏ちゃんから揚げの味は好みです。うまかったな。