サッカー(に限った話ではありませんが)の観戦というのは十人十色です。
皆さんそれぞれがそれぞれの楽しみ方で観戦なさっています。
ですから、当然、サッカーそのものの観かたも人それぞれですよね。10人いたら10通りの観かたがあります。
例えば今の栃木SCの状況を見て、前節の長崎戦の戦い方なども含めておさるは内容はそう悪くないし、これまで完全に実力差があったと感じたのは磐田戦くらいで、展開によっては他の試合でも勝てた可能性は十分にあると。だから、なぜ負けた(若しくは引き分けた)のかをしっかり学んで、次に生かして欲しいと思っています。
ですが、プロの世界は結果がすべて。どんなにいいサッカーしていても、現在の20位という成績は評価できない・・・そういう見方もあります。至極当然だと思います。
何故勝てないのか。
何故シュートで終わらないのか。
何故相手を崩せないのか。
何故失点をするのか。
・・・選手の目線に立ってみれば色々な理由があると思います。相手のあることですから、シュートやパスのコースふさがれたり、裏を突かれたり、作戦が裏目に出たり、自身の体力やコンディション。できない理由を探そうと思えばいくらでも出てくると思います。
しかし、観客の目線に立ってみれば、どんな理由があろうとも、そこで得点を決め、失点を許さないのがプロの仕事だと。そういう見方もできます。
指導者の観点、運営の観点、或いは中立的な観点や相手チームの観点に立てばまた違った見方もできると思います。
どれが正しいとかではなくて、現実として様々な見方があって、様々な意見があるのが当然だと思うのです。
おさるはこのブログに書いていることが、おさる自身の観点であり、評価なわけですが、他の方のブログや意見などを聞いていても、色んな観点があって、色んな評価があって、毎回なるほどと勉強させて頂いています。
前節の長崎戦のレポ記事にこのようなコメントを頂きました(一部抜粋)『長崎は前半栃木に押し込まれるのは、ある程度計算の上の展開だったのではと思います。後半に休ませていた主力を投入し試合を決めるというプラン通りの展開にもちこんだのでなはいでしょうか。
長崎と栃木。順位ほどの実力差というのはなかったという見方は、あってるとは思うけど、大きな差がそこにあるなとも感じてしまう試合だと思いました。 』
おさるは栃木SCと長崎。それほど実力差はないと、そういう観点で評価しました。ですが、こちらのコメントを読んで、なるほど見方によっては大きな差があるんだなと。それが現在の順位の差となって表れているんだなと考えさせられました。
ともすれば人は自分と正反対の意見を受け入れようとしない人もいますけど、それはもったいないんじゃないかと。
例えば、おさるは今の栃木SCはシーズンの1/7を経過して助走期間が終わったくらいかなと考えています。シーズン前から培ってきた今シーズンの『栃木SCのサッカー』を熟成するための助走期間だと。そして、これから飛び上がっていく為のものなんだと。これまでの戦いぶりを見ていて、そんな風に捉えています。
それから、今シーズンは多少システムの変動があっても大きく変わらないんじゃないかなとも思っています。4-4-2だろうが、4-1-4-1だろうが、やっていることはそう変わりないと。重要なのはどこに誰(選手によって得手不得手は当然ありますから)がいて、場面場面でどういうプレーを取捨択一するかが問題であって、今シーズンのサッカーに関してはシステムっていうのはそう大きなスタンスではないかなと、そんな風に思っています。
勿論、じゃあ、システム何でもいいのか。カントナが言ってた1-1-8(実際に存在したシステムらしいですねw)でも構わないのかというわけではなくて、重要度の比率としてね、今シーズンはシステムに関してはそこまで重要視してないと。おさる自身の観点ででですけど。
しかし、様々な観点があるように、4-1-4-1だから負けたとか。あるいは現在の20位という順位をみて、今シーズンは降格の危機だと捉える方もいらっしゃいます。
それを否定するんじゃなくて、それはそういう観点であるし、事実として現在下位の順位なわけですから、そういう方の意見も気をつけて聞いていくと、なるほどと思うことが沢山あるんですよね。
但し、だからといって、選手をリスペクトできないような意見(『辞めろ』とか『いらない』とか)にだけは賛同できませんけど。
だって、あなたも学校や仕事でちょっとミスした時に、簡単に『辞めろ!』『お前なんかいらない!』って言われたらどう思いますか。
仲間であるサポーターに自分を否定されるって、何の為のチームなのかと、そういう話になってしまいますしね。悪いプレーをは悪いというのはいいことだと思いますが、選手の存在を否定するような意見は賛同できないです。
と、まあ、色んな観点があって、たった一つのプレーでも色んな捉え方ができるので、そういったみなさんの意見も楽しみにしながら、おさるはおさるなりの観点で今後もこのブログを書いていけたらなと思っています。
まあ、いつまで書けるかわかりませんけど、できる限りはね。
さて、今週末の試合は土曜日です。
4月11日(土)13時キックオフ。栃木県グリーンスタジアムでギラヴァンツ北九州と対戦します。
http://www.tochigisc.jp/news/article/00006439.html
お友達や同僚、気になるあの子や近所の方。
是非、誘ってみてはいかがでしょうか。誘っていない人、本当にいませんか?
4月になり、職場が変わったり、クラスが変わった今だからこそ、声をかけて親密になれるチャンス。最近知り合ったあの人に、ぜひ声をかけてみてください。
今週土曜日のお昼(できれば昼前がいいかな)から、一緒にサッカー見よう。
楽しい思い出が作れるかもしれませんよ。
日本人はフォーメーションを論じるのが好きですね。私も日本人ですが(笑)
基本にあるべきは堅守速攻かポゼッションか、プレッシングかリトリートかという戦略であって戦術はそれを具現化する手段に過ぎません。
与えられた戦略を全うするために何ができるか。指示されたポジションを自分の判断で捨てて、より大きなリスクを回避できるか。少しでも可能性があればシュートを撃てるのか。
そういう決断と勇気こそが今、栃木に必要なのであって、4-2-3-1だ4-1-4-1だというスタートポジションに拘るのはナンセンスだと思います。
長文失礼。