中2日で行われたアウェイジュビロ磐田戦。
日中雨が降ったようですが、試合コンディションは曇りで少し風もありましたかね。キックオフ時は肌寒さも感じました。
まあ、サッカーをするにはちょうど良いコンディションかな。
試合は立ち上がりから磐田ペース。もっとも、最初から最後まで磐田の試合でした。
前半30分にCKからアダイウトンがヘッドで得点すると、後半に入り完全に磐田のゲームとなりました。セカンドボールはことごとく奪われ、何もできなかったというよりは何もさせてもらえなかったという方がしっくりします。
チャンスらしいチャンスも殆どなく、防戦一方で試合終盤にはDFのミスからさらに2失点を喫し、万事休す。0-3で試合終了。
試合前までは、正直、ここまでレベルの差が出ているとは思いませんでした。
個のレベルの差に関しては代表レベルの駒野、デカモリシ、伊野波がいますし、アダイウトンやGKのカミンスキーのレベルもJ2じゃ反則級のレベルですので、ある程度予測はしていたのですが、実際に試合をやってみて、ここまで何もできないもんなのかなぁと。
個で劣るなら、組織力で上回ればいいと思っていましたが、組織力でも上回ることはなかったかと思います。球際のプレーを見ていても相手の方が上でしたね。それだけ磐田の方が勝利に貪欲だった証拠だと思います。
磐田はコンパクトに守備を固め、ボールを回す。パスひとつとっても、クロス、プレス、トラップ、チェックなどひとつひとつのプレーをしっかり正確に行っていました。それに対し、ただボールを蹴るだけ、ただドリブルするだけみたいなサッカーをしていた栃木SC。
今の栃木SCの能力、組織力、そして磐田の現在のサッカー。そういうものを総合的に判断して、プランをたてて挑んだのだと思いますが、ここまで何もできないっていうのは、スカウティングの差が出たのかなと思いました。
それから最後の2失点に関しては、直接的には荒掘のミスですが、責任は指揮官も含めた全員にあります。疲れも蓄積していた水曜の試合。後半の疲れが見えている時間帯で判断力も鈍る。そこにアダイウトンがプレスに来る。そういう状況を作ってしまったことに問題あると思います。その前のプレーとかどうだったのかとかも含めて。
もっとも、1点ビハインドの終了間際の事ですから、ハイリスクで行かざるを得なかった状況でした。仕方ないとは言いたくありませんが、前半の失点とは意味が違う失点だったかと思います。
今回は栃木SCが悪かったというよりは、磐田が強かった。磐田の方のプランがはまってしまったという見方をするべきですね。選手たちは中2日に疲労もある中で(それは磐田も条件は同じですが・・・)、非常に頑張っていたと思います。
防戦一方ではあったものの、前半の失点があるまではどこかでチャンスを見つけて1点さえ取れれば、何とかなるかもしれないとさえ思いました。それほど選手は集中してやっていました。
休む間もなく中3日で今度はアウェイ長崎と対戦となります。
磐田戦の敗戦を糧にできたかどうか、それをしっかり見届けたいと思います。
連敗は許されません。
切り替えて、次は気持ちよく勝利しましょう。