例えば我が子に愛情を注ぐ時、そこには無償の愛にあふれます。

見返りを期待して愛情を注ぐ親はいません。

こんなに愛してるんだから、何かちょうだい等と思う親はいません。(いるのかもしれないけどw)

同様に男女関係でも、友情でも、相手を思いやり、愛情を注ぐ行為には見返りを期待するものではありません。見返りを期待するからおかしなことになる。


相田みつを氏の詩でも「あんなにしてやったのに『のに』がつくとぐちが出る」とあります。ビジネスの関係であれば、見返りを期待して何かを行うことはあるでしょうが、愛情を注ぐときに限っては見返りを期待するものではありません。


おさるは「サポーターの定義」というのを、このブログでも何度か書いておりますが、クラブチームを応援する気持ちがあれば、イコールサポーターだと思っています。

スタジアムに足を運んだ時点でチームに対してチケット代として金銭を落としているわけですから、金銭的にサポートしたことになります。スタジアムになかなか足を運べないという方でも、応援する気持ちがあり、周囲にチームを認知させることを行っていれば、『広報活動』という立派なサポート行為になります。

栃木SCが好きなんだ・・・その言葉だけでも広報活動になりますよね。

ですから、サポーターの定義は応援する気持ちがあり、何らかの形でチームをサポートしていれば、サポーターと呼べると思っています。


・・・その考えは変わらないのですが、例えば、不甲斐ない試合をした時、惨敗を喫した時、叱咤激励ではないヤジが飛ぶことがあります。


『金返せ!』

何度か耳にしたことがあります。

つまりは、金銭的に負担を強いられて、スタジアムに足を運んだ。

ところが、その金銭に見合った内容(結果)ではなかったから『金返せ』との発言に至ったと思われますが、結局そこにあるのは見返りを期待していたんだなということですね。


応援しているチームが試合に負ければ誰だって悔しい。

相手の思惑にはまってしまった。或いはコンディションがよくなかった。様々な理由で本来の動きができないこともある。観ていて、なにやってんだ!と思う事は多々あります。

それでも、どんなに悔しくて涙を堪えながら帰路に着いた時でも、おさるは『金返して欲しい』との思いに至ったことは一度もありません。


何故なら、このチームを愛しているからです。

愛とは見返りを期待せずに注ぐもの。

見返りが欲しくて応援しているんじゃない。

そりゃもちろん、負ければ悔しいし、勝てばうれしい。

だけど、何かが欲しくて応援しているわけではない。

応援した結果として、目に見えない大切なものを与えてもらうことはあるけれど、はじめからそれを期待して応援しているわけではない。

我が子を愛するように、クラブチームを愛しているのです。


サポーターの定義というのは前述のようにクラブチームを様々な形で支える人を言うってことには変わりないですが、クラブチームを愛しているサポーターというのは、一切の見返りを期待せずに応援している人の事を言うんだろうなと思います。

ですから、どんなに負けが込んでたって変わらずにスタジアムに足を運ぶ。雨の日でも、台風の日でも変わらずにスタジアムに集まる。


そんな風にクラブチームを愛しているサポーターの笑顔はとても美しいものです。

そんなチーム愛にあふれたサポーターが栃木SCには沢山います。


スタジアムに足を運んだことのない方は、今シーズンはそういう素晴らしいサポーターと一緒に観戦してほしいなと思います。

そして、そんな皆さんが、クラブチームを愛し、美しい笑顔で、我々と共に勝利の喜びを分かち合えるといいなと思います。



尚、今シーズンの開幕は3月8日(日)、その1週間前の3月1日(日)にプレシーズンマッチもあります。

2015-02-10-20-32-34


今シーズンは栃木県グリーンスタジアムで一緒に応援しましょう!