昇格のためには負けは許されない状況で向かえた徳島戦。


栃木にとってはおよそ3週間ぶりとなるホーム、グリーンスタジアムでの試合。周りの木々をみると完全に秋めいてきて、もう今シーズンも後わずかなんだなと感じずにはいられません。


天候は晴れ。強い日差しはポカポカと暖かく、選手の体力の消耗をも心配させるほどでした。



試合前の様子は後援会ブログの方にアップしました。
http://blog.livedoor.jp/tochigisc_kouenkai/archives/656858.html
今回はゆるきゃらがいっぱいで、子供達には大変人気でした。

写真には残せなかったですけど、戦隊物のキャラ(かぬまん)もいましたよ。


定刻どおり選手の入場。

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徳島ボールからのキックオフ。

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■試合
序盤から気持ちを見せたのは栃木SC。


この日はボランチに入った水沼が、河原が、杉本が、クンシクがそれぞれが前への意識を強くもち、最後までボールを追いかける。後方からも渡部や大久保が気迫を見せれば、サイドバックの赤井や那須川も深い位置まで上がるという、攻撃意識を非常に強く感じました。


対する徳島も、完全にアウェイ仕様の戦い方をしてきました。

前線からプレスをかけ、手堅くきっちり守れば、攻守の切り替えを早くしてカウンター狙いと。


試合開始直後の前半5分に、徳島の守備の要とも言えるエリゼウが負傷交代。


それでも栃木の怒涛の攻撃は収まらず、河原や水沼が果敢にシュートを打つが、相手GKのファインセーブやクロスバーに嫌われ得点はならず。


そんな状況の中の前半26分。


徳島がカウンターからうまくボールを繋ぎ、中央からシュートを放つが、これがDFに当たりボールが浮く。GK柴崎の瞬間の判断の遅れなのか、側にいた河原の守備が甘かったのか、浮いたボールの処理に遅れ、徳島の津田がこれを押し込みゴール。


0-1。


意気消失してる暇はない、取られたら取替えそうの気持ちで尚も栃木ペースで進み0-1で前半を終える。



■ハーフタイムコメント

●松田浩監督(栃木):
・良いリズムを後半も続けて、良い攻撃をしよう。
・相手が引いている時は、しっかり回して揺さぶろう。
・同点にして、必ず逆転しよう。


●美濃部直彦監督(徳島):
・相手サイドハーフが中に入って来た時に、スペースを上手く作られている。マークの受け渡しを修正しよう。
・残り45分、相手が必ず前に出てくる。強い気持ちを持って絶対に逃げるな!



後半に入っても、栃木のペースは変わらず、特にこの日の河原、水沼は最後までボールを追う意地を見せてくれて、チャンスには迷わず打つと。得点こそないものの、非常に期待の持てる動きでした。


後半14分に杉本を下げて廣瀬を投入。

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後半22分には、この日怪我をおしての出場だったロボを下げてサビアを投入。

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後半のこの時間に足のあるフレッシュな選手を投入します。

後半36分には那須川を下げて入江。
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攻めても攻めても得点は入らず。逆に徳島は得点をした事で完全に引いて守備的になってなる。引いた相手にロングボールを入れる今年か出来ない栃木。


これでは点が入る気がしません。


そして、無情にも時はすぎ、試合終了。


終わってみれば、完全に押していながら、事故のような失点で負けてしまうというような試合でした。



■感想

選手は非常に気持ちの見えた試合でワクワクしました。


ただ、試合中、ずっと思ったのは「何故こういう試合を失速してた時期にできなかったのか」と。


昇格のためにはもう後がないという状況になってこういう試合をするんでは、あまりに遅すぎる。夏休みの宿題を最後の日の夜にやっているようなもので、ちょっと気持ちを出すのが遅すぎたなと。そんな風に思いながらの観戦でした。


この日の試合、徳島のシュート数7に対し、栃木のシュート数は20。


これが何を意味するのか。


やはり、散々語られてきているように、決定力がなさすぎる。


あまりに攻撃のパターンやアイディアがない。


前節でも大量得点しているし、今までも得点はあったが、その殆どが相手のミスに乗じたものか、ロボ頼みの得点であって、組織的に相手を翻弄したり、ねじ伏せての得点ではなかったですよね。実際ロボへのマークがきつくなると途端に得点数が減ったし。


組織的に守備はできているが、その後、カウンターでサイドがボールを前に運んだり、ロングボールで前にボールを送り、あとは前の選手次第・・・的な攻撃パターン。これではまぐれ狙いのサッカーじゃないか。


今回、気持ちは非常によく見えたし、セカンドボールもよくひろえていましたが、非常に気になったのが、栃木の選手の殆どがフィジカルが弱い。赤井、杉本、廣瀬、入江、河原や水沼も決してボディコンタクトが強いとは言えないかなと感じました。

それと、いい試合をしていても選手の声が殆ど聞こえない。最年少の水沼1人が声を出していた様にしか感じませんでした。サッカーゲームでもやってるのかこいつら?と思えてしまうほど。

後ろの選手は状況がよく見えているんだからもっと声を出して欲しい。・・・こんな事は小学生のサッカーで言ってることじゃないか。

水沼のボランチは和正のボランチよりはまともに機能していたと思います。まあ、コンビの本橋の力も大きいですけど、意外に使えるなとは感じました。

クンシクはポストプレイヤーとは言え、一応はフォワードの選手なんだから、もっと攻撃意識を持って欲しい。前半に惜しいシュートありましたけど、あれだって結構距離あったしね。フリーの状況でゴールまでの距離もいい感じのボールをもらっても、必ず横にパスするから完全に読まれてしまっちゃってる。一度どフリーでボール受けたシーンがあって、前を向くだけでそこにはシュートコースが広がっているよ~という状況でサイドにボールを出して、何やかややってるうちに完全に戻られちゃうっていうようなね。そんなシーンがありました。ちょっとこれにはがっかりでした。


渡部と大久保のCBコンビの守備力はよかったです。ただ、渡部はもうちょっと視野を持って欲しいなと感じました。サイドにフリーの選手がいても見落としちゃう場面が多かったですね。もうちょっとその辺の意識を変えるだけで彼はますますビックになると思います。


途中から入った入江も非常によかったんですが、やはり守備が軽い。彼はサイドバックじゃなくてサイドハーフ向きなのかもしれません。


赤井も守備が軽いシーンが多かったですよね。失点の前のシーンでも赤井がきっちりクリアすべきボールをクリアし切れなかったことからボールを中に運ばれてしまってます。



とまあ、ネガティブな事を書きましたけど、気持ちが見えていた点では非常によかったです。勝利こそ出来ませんでしたが、サッカー(に限らずどんなスポーツにも言える事ですが)は気持ちがやはり大事ですので、こういう試合を続ける事で、来年に繋がるサッカーが出来るんではないかと思います。選手個人にとってもサッカー選手としてレベルアップしていけるようなね。そういうサッカーだったと思います。

さて、これで、栃木SCの今シーズンの昇格はなくなりました。

しかし、試合はまだ続きます。


少しでも上の順位を目指して戦いましょう。

最後まで走れ!ボールを追え!と言うのなら、我々も最後の最後まで応援しましょう。

天皇杯も残ってますし、北関東ダービーのチャンスもあります。

いい意味で吹っ切れてのびのびとプレーして欲しいなと思います。


そしてこれからはストーブリーグの話題が出てくると思います。
いやでも、選手や監督、コーチ、スタッフとの別れや出会いがあります。

そういう時期ですけど、この世界はそれを繰り返して前に進みます。

どんな状況になってもチームを応援して行きましょう。


次は水曜日の天皇杯!

以下おまけ画像
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