パウリーニョがいないから。ロボが点を取らないから。クンシクのワンパターンな動きが完全に読まれているから。ボランチが本職じゃないから。サイドの守備が軽いから。ミスが多いから。芝の状態が、天候が、メンタルが・・・

栃木が8試合勝利から遠ざかっている理由を探そうと思えばいくらでも探せます。


素人目に見ても、チーム全体が不調だなというのがわかるくらい、沈んでいる状態だと思います。


一時期は昇格も目の前にありました。


今は可能性は全くのゼロではありませんが、チームに勢いがない今、まずは昇格云々よりも、目の前の試合一つ一つに勝利して行く事を考えるべきだと思います。

昇格の可能性がゼロではないのは熊本も同じです。

熊本の順位は10位とは言え、勝ち点差2点しかありません。順位が入れ替わる可能性のある勝ち点差なのです。

およそ一ヶ月前にグリスタで熊本と対戦し、熊本が勝利しました。そして今回は熊本のホーム。

当然熊本はモチベーションを高めて来る事でしょう。


湘南戦でも、おさるはワントップで来るんじゃないかと予想し、実際に途中ワントップ気味に感じたんですけが、トップ下を置くワントップのチーム相手だと、途端に中盤を支配されてシュートをバンバン打たれてるように思います。

栃木はサイドの守備が軽いのに加え、中盤のスペースがものすごく空くんですね。本職じゃないボランチを使っている事もあるんでしょうけど。そうすると、中盤に人数かけられるワントップ型だと、中盤支配しやすいのかなと思います。実際、今シーズン、ワントップのチームにやられてる印象が強いんですね。


その辺の対策をきっちりしてもらって、本職ボランチの本橋が復帰してくる様ですし、個人的には和正のよさは前で使ってこそだと思ってるんで、サイドに戻してあげて欲しいかなと。


そして、思い切ってロボをはずすのも方法かなと。先発で使って後半でサビアと河原(彼も本職はFW)を前に置いてみるとか。シュートをはずしている間はよかったですけど、シュート打たないようでは、他のFWにチャンスを与えてあげて欲しいなと思います。


とにかく、熊本戦では勝つ事のみ。最後まではしり、決して諦めない気持ちを持って戦って欲しいです。


昨日書いた様に、日曜日は水戸とヴェルディの試合を見ました。


ヴェルディが先制した後、今まで栃木を見ていたおさるには新鮮に思えるほど、選手は鼓舞し、絶対に逆転してやる!という気迫に溢れていました。残念ながら逆転はなりませんでしたが、それでも、結果として同点に追いつき、スタジアム全体がいけいけムードで試合は進んでいきました。


今の栃木にはこれがない。


先制されたら、一部の選手が何とか取り返そうと頑張っているのと対照的に、途端に戦意消失してしまう選手がいる。


その辺のメンタルをコントロールするのは意外に難しい。わかっていても「あーだめだ・・・」と思ってしまう事は誰にでもある。


だから、そこで気持ちを高めて、先制されてもモチベーションを維持するには、我々サポーターの声援だったり、キャプテンシーのある選手の声だったりするんです。


一戦必勝。


目の前のこの試合を必ず勝つ。それだけの想いを持って戦いましょう。


我々にできる事は精一杯応援する事。


おさるは今回は熊本参戦できませんが、テレビの前で両手を合わせて祈りながら観戦します。声は届かないかもしれませんが、"想い"は必ず届くと信じて応援します。

皆さんも、"想い"を込めて応援しましょう。


華麗な勝ち方なんていりません。

泥臭くたって、PKでの得点のみでだって、勝てばいいんです。


頑張れ栃木SC!