FC東京は勝ち点41で1位、栃木SCは勝ち点37で4位という状況で、FC東京を向かえる事になった日曜日。
勝てばその差は1点差に縮まりますが、負ければ7点差に広がるという、J1を目指すには何としても負けられない一戦。
FC東京のサポを沢山向かえたという事もあるでしょうが、栃木SC側も負けられない一戦ということと、やはり代表クラスのスター選手をみれるという事で、非常に多くの観客に恵まれました。
雨もあがり、さすがグリスタマジックと喜んだのもつかの間、芝の状態の酷さに驚きました。
はじめてきた人は、こんなに酷いスタジアムなのかと思われたかもしれません。ちょっと何とかしないとまずいでしょ、これは。
おさるは、個人的に楽しみだった石川選手もみられてテンションあがりますw
キックオフ時刻が迫り、選手が入場し、
栃木ボールから試合開始。
個の能力も組織力も圧倒的に上回るFC東京に対し、集中して守備をする栃木SC。FC東京はやはりしっかりポゼッションしてぐいぐいと攻めるっていう印象。サイドをしっかり使ってスピードも力強さも感じます。対する栃木もゾーンディフェンスで集中してしっかり守り、カウンターを狙うといった感じ。
前半11分、パウリーニョがインターセプトでボールを奪うと、そのままゴール前まで攻め上がっていき、中央をかけあがっていたサビアに預けると、サビアが落ち着いてゴール。
これはいい形でカウンターできたなと。
その後も怒涛の攻撃を仕掛けるFC東京に対し、集中して守る栃木イレブンという図式でハーフタイム。
後半はFC東京ボールから。
後半に入ってもFC東京の強さは変わらず、栃木SCの集中も途切れず、こう着状態。打開する為に先に動いたのはFC東京の方でした。
後半16分、FW羽生を下げてなんと、ナオが(^^;
やばい、観てる方も集中せねば。
後半22分には栃木も動きます。
杉本を下げて水沼を投入。
FC東京も栃木SCも後半のこの時間にフレッシュで足のある選手を入れます。
そして後半34分、右サイドをかけあがった水沼が流れから素晴らしいシュートを叩きこみゴール。
試合は決定的に。
ロスタイムに入り、和正を下げ河原を投入し
あとは残り時間をしっかり守るだけ。
おさるの手元の時計ではロスタイム時刻を40秒以上過ぎていたんですが、FC東京の意地というか、底力というか、最後の最後で失点してしまいます。途中交代した鈴木に決められ2-1。
試合再開のキックオフとほぼ同時に試合終了のホイッスル。
今期のJ2ジャイアントに見事勝利を収めました。
栃木は全体的に集中できてよかったなと思いました。そんな中でも小野寺と杉本はミスが多かったかな。しっかり練習してミスをなくして欲しいなと。ロボは相変わらず不調だなと感じましたが、サビアや水沼が流れの中から得点できたということで、ロボ頼みのサッカーをしなくていいのはでかいですよね。これでロボが復調してくれれば強い栃木SCになるんじゃないでしょうか。
ディフェンスに関しては文句なしのできでしょう。大久保、渡部は集中して声をかけあいながらしっかり守れたし、サイドの赤井と入江は前節とは違って、最後まで集中して守れていたと思います。
そして、今回一番の活躍だったといっても過言ではないのは、GK武田。スーパーセーブ連発で、リンチ状態になっても集中を切らさずよく守りきったなと。FC東京のフィニッシュの精度の低さに助けられた場面もありましたけど、武田のスーパーセーブなくしては、勝利はありえなかったでしょう。
FC東京はやはり今野のところで、栃木の攻めるボールを殆ど止められちゃいますね。今野のすごさを目の当たりにした試合だったと思います。前半の羽生が怖かっただけに、後半下がったのはある意味ラッキーかなと思います。まあ、代わりに入ったのがナオだったんで、彼は彼でスピードやミドルが怖かったですけど。
FC東京のスピードある攻撃はやはり素晴らしかったし、個の力のすごさも感じました。ぶっちゃけ、個だったら栃木SCで上回る選手はいないでしょうね。それくらいすごいチームだなと。
この日、ピッチの芝の状態と共に気になったのは、審判。不可解なカードやジャッジが多かったような気がします。FC東京の選手がファウルのとられ方がうまいという事もあるんでしょうけど、ちょっとおかしかったなぁ。
次節、アウェイで愛媛と対戦し、その次に再び、このFC東京と熊谷で対戦する事になります。
当然、FC東京も栃木対策をしてくるだろうし、今節以上に苦しい戦いになるかとは思いますが、上を目指すチームとしては、愛媛戦で勝利し、連勝の勢いでFC東京に再び勝利しましょう。
JFL時代から栃木SCを応援している者ですが、FC東京に勝利するなんて本当に感慨深いものがあります。
今季は本当にJ1昇格を目指せるチームになっているなという印象を受けていますし、本気で目指してもらいたいです。
ただ、ロボとパウリーニョの2人が不在の時にも同じサッカーができるのかが、とても不安です。この課題をクリアしないと昇格争いが厳しいかなと感じています。
後半戦に向けて、控えメンバーの奮起に期待です。